FTTH事業
  
  
  17年ほど前に、従来の「公衆電気通信法」から「電気通信事業法」
  に代わり、電気通信事業に競争原理が導入され、表面上は民営化
  されましたが、現実は、今でも「NTT東西」が通信事業の主役であ
  り、他のキャリヤーは、まだ総じて、弱体と言わざるを得ません。

  数10年間の時間をかけて築き上げた、NTTの巨大なネットワーク
  インフラに、他社は、おいそれとは追いつけないということな
  のでしょうか。

  こんど、「東京電力」が通信事業に参入したことで、NTTに対抗
  出来る通信企業に育って欲しいと思っています。
  東電のもつ、「電灯線」の巨大なインフラを通信事業にうまく
  転化できれば、可能性は有ると思います。

  ビール業界で長年、不動のTOP企業だった「キリン」が「アサヒ」
  にその地位を奪われたように、FTTH(光ファイバー)では、
  大いに競争して通信コストを下げて欲しいと思っています。
  東電でうまく事業化出来れば、他の電力会社もすぐに参入する
  のではないでしょうか。

  ただ、FTTHが東京23区及び横浜を含む政令指定都市の普及が
  スタートとなり、地方が「後回し」になるので、地方の方に
  とっては不満が出るかもしれません。

  (備考)FTTHの主な特徴
       → メタル(銅線)より、ケーブル1本当たり、約1000倍
         の情報を送れる。
       → 雷などの電波障害の影響を受けにくい。
         など、多くのメリットがあります。

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