一太郎さんに「一太郎」をレッスン('97.12) 


先日、「○○○一太郎さん」(苗字は伏せますが名前は本名)宅にお伺いし、「一太郎」のレッスンをしました。

一太郎さんは何事にも前向きな、七十ン歳の「青年」でした。一太郎さんは、七十ン歳のおトシながら、「パソコン」に挑戦しようと一念発起しました。

一太郎さんが購入したパソコンは、某一流メーカーのもので小生もうらやむほど、最新機種、高性能機でした。

さっそく、電源ON、プログラムの選択方法や「一太郎」の起動方法など、イロハの「イ」からレッスン・スタート。七十ン歳の「青年」に対し、注意深く、そして一つ一つゆっくりとかみしめながら進行しました。

一太郎さんは、「一太郎」が気に入った様子で、初めてのパソコン操作にもかかわらず、熱心にそして我慢強く、「クリック」、「Wクリック」を何回も繰り返し、繰り返し練習し、少しずつ馴れていきました。

一太郎さんの「一太郎」に対する眼(まなこ)は、まるで自分の「息子」に対するそれのようでした。

七十ン歳の「青年」一太郎さんにとっては、なにごとにも不可能なことがないような、そんな力強い意気込みを感じました。

一太郎さんは、「縦書き」がお好きなようで、小生に「縦書き」の方法を何度も質問し、実際に操作して身につけていきました。

今回のレッスン内容をもとに、近日中に「新年会招待状」を「縦書き」で作成したいとのことでした。一太郎さんは、今後は「インターネット」や「スキャナー」にも挑戦したいとのこと。以前に、ご夫婦で「海外旅行」した時の記念写真などをパソコンに取り込んだりして、どんどん活用したいとのことでした。

当分の間、小生は「一太郎さん」から目が離せません。

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