久しぶりの中華街('98.2)

今日、2月1日は、中国の「元旦」にあたる「春節」。
今日の横浜の天気は、素晴らしく、この陽気に誘われて久しぶりに中華街に出かけた。

自宅より、バイクで、まず鎌倉街道に出て、そのまま横浜スタジアムまで走り、近くに駐車させれば、目の前は、すぐ中華街。

春節は、中国人にとっては新しい年を迎えた大切なお祭り。中華街への道は、どこも人、人、人の波で大変な混雑。

人混みのほとんどは、日本人であるが、ちらほら青い眼の外人や「中国語」で談笑している中国人らしき人たちも多くいた。

小生が中華街へ来ると必ず食べるものがある。「肉マン」である。とにかく中華街で食べる「肉マン」の美味(おいし)さは格別だ。横浜に生まれ、育ち、中華街で「肉マン」が食べられる「幸福」を今更のように感じる。

それにしても、大変な人混みの中華街で、ブラブラ歩きながら、小生のように「肉マン」を「ほおばっている」人のなんと多いことか。おじいさんも、おばあさんも子供も何とも多くの人達が「肉マン」を手にし、本当に美味しそうに「歩きながら」食べている。「肉マン」への思いは、小生と同じなのだろうか?
(ちなみに小生は、50すぎの”おっさん”です)

中華街に入ると、ほぼ中央に、かの三国志で有名な武将「関 羽」を祭った「関帝廟」(かんていびょう)が見えてきた。ここも、ものすごい人出で、入るには並ばなければならないほどで、行列の最後に並んでから、関帝廟に「おまいり」をする。関帝廟のすぐとなりは「横浜中華学校」で、その校庭では様々な祭事が行われていたが、そこも、ものすごい人出で「入場制限」をしていた。

しばらくブラブラ歩いていると、小さな公園で、中国雑技団が、いかにも楽しそうな「大道芸」をしているのが見えた。ここも大変な人出で、よく見えなかったので、人混みをかき分けて前の方に進み、ようやく、よく見える所で雑技団の素晴らしい演技をしっかりと鑑賞する。中国手品、皿回し、京劇など演技が終わる度にさかんに拍手。

横浜中華街は、2キロ(?)四方の小さな町であるが、横浜市民にとっては、いこいの場所になっているし、なによりも観光地としてますます発展しているのが市民の一人としてうれしい。

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